50代のチャレンジ

私にとっての能の魅力は「歴史」と「演出」です。

素晴らしい能の数々。

1つの演目を創るのに、

何人の手を経て、

どれくらいの期間をかけて、

その作品を創る依頼をしたのは誰なのか?

これらを研究する第一歩として、新作能「小栗」を創りました。

・能全体の構成

・能のメッセージ

・詞章(歌詞、セリフ)

・節付け(メロディー)

・型付け(動き)

・手付け(囃子)

これらすべてを1人でやってみよう!

令和6年、約2週間でこの「小栗」を書き上げました。

節付け、型付け、手付け、、、全部を私1人で。

もう明日にでも上演出来る状態です。

技術の細かい変更は、上演の都度、ここから何百年もかけて、練っていく作業でしょう。

この「小栗」は、主人公の小栗上野介忠順公と一緒に遣米使節団として渡米した方のご子孫との話の中で創りましたので、前半はその遣米使節団の話にしました。

こうやって能を創ってみると、プロジェクトチームを組織して話し合いの中で出来上がる能もあるかもしれませんが、作者1人が短期間ですべてを仕上げたのではないかな〜などと思うわけです。

また、依頼主の意向も反映されて、、、

まだ「小栗」は初演されていません。

いつでも出来ますよ!という状態で、スポンサーを探しています。

ご協力頂けます方、何卒よろしくお願い申し上げます。

、、、、、

私は能楽師の中でもプレイヤーより、プロデューサーやディレクター、コーディネータータイプの能楽師です。

お客様のニーズに合った公演とは?

最初から最後までを楽しんで頂く為に必要なことは?

奇をてらうのではなく、能の道を踏み外すことなく、楽しんで頂ける能の公演。

今年5月の「独立二十周年記念能」は、大多数の皆様から「プログラム構成が良かった」とお褒め頂きました。

能を勤めることは生涯の勉強ですが、

こちらは、50代を生きる楽しみです。

17歳で初めて創った新作能「義朝」も、上演出来るように整えてみようかな。

そんな欲も湧いてきています。

スポンサーになってもいいよ!という方は、是非ご連絡を頂きたいと思います。

yoshinari.shimizu@gmail.com

よろしくお願い申し上げます。

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