清水義也独立二十周年記念能解説

能「花月(かげつ)」その1

【配役】(敬称略)
花月   清水義久
旅の僧  御厨誠吾
門前の者 野村万作

九州に住んでいた親子が離れ離れになり、京都の清水寺で再会するお話しです。

親子は、息子が7歳の時に離れ離れになってしまいました。 

父は息子の行方を捜し、やがて出家して僧となり、旅をします。

一方の息子は天狗にさらわれて、日本国中を巡った挙げ句、清水寺の近くにある雲居寺の僧・自然居士のもとに辿りつきました。

息子は自然居士という僧の弟子となり、説法を学び、有髪の若僧として花月と名のり、日々説法をしています。

春の盛りの清水寺。

清水寺の門前の者は、花月の説法のお手伝いをする人です。
今日も花月の説法の為に、門前の者は人集めをしています。

ここから能が始まります。

つづく、、、