お弟子さんの謡の稽古

ある程度、謡を謡えるようになると、私からこのような指導が。

「謡を謡わないで下さい!」

謡という「定型」を作ってしまい、それが正しいやり方なのだと思って、どのような演目でも同じような「謡」になってしまうのです。

「もっと雑に!」

「もっと声を張り上げて!」

「この部屋をぶち壊すくらいの気合いで!」

どこが「幽玄の世界」ですかね?

幽玄だの、引いて謡うだのやっているから、現代人にウケないのでは? 

発散され、爆発的な気合いの謡があるからこそ、逆に引きつけた時の効果が絶大になるわけで、、、

謡っぽいものは不要です。

上手くならないと思って辞めた方、すぐに満足して頂けると思います。

そんな謡を是非習ってみて下さい。

澄声会への入会、随時受け付けております。