解説
清水義也独立二十周年記念能解説
能「花月(かげつ)」その4 ⑤弓之段 門前の者は、桜の木を見上げて言いました。「あれ? 花に芽がある。芽かと思ってよく見たらウグイスだ! ・・・花月さん、あの桜の枝にウグイスが来て、花を散らしてますよ!」 花月も桜の木を […]
清水義也独立二十周年記念能解説
能「花月(かげつ)」その3 ③花月の登場 門前の者は幕に向かって「花月さん!いつもの時間ですよ!人が集まってますから、いらして下さい!」と声を掛けます。 弓矢を持った花月が登場します。 彼は聴衆に向かっていいます。 「皆 […]
清水義也独立二十周年記念能解説
能「花月(かげつ)」その2 【舞台展開】①旅の僧の登場、旅を続け清水寺に着く②清水寺で門前の者に面白いものはないかを尋ねる③花月の登場④恋の小歌⑤弓の段⑥清水寺について語り舞う⑦父との再会⑧鞨鼓(かっこ)⑨天狗と諸国を巡 […]
清水義也独立二十周年記念能解説
能「花月(かげつ)」その1 【配役】(敬称略)花月 清水義久旅の僧 御厨誠吾門前の者 野村万作 九州に住んでいた親子が離れ離れになり、京都の清水寺で再会するお話しです。 親子は、息子が7歳の時に離れ離れになってしま […]
独立二十周年記念能詳細 その7
いよいよ、最後の演目、能「道成寺」です。 若手の登竜門と呼ばれるこの「道成寺」。 私は平成22年10月の「観世会秋の別会」で勤めさせて頂きました。 今回は『赤頭(あかがしら)』の演出で勤めさせて頂きます。 能「道成寺」の […]
独立二十周年記念能詳細 その6
狂言「樋の酒」は、野村萬斎氏、ご子息の裕基氏と、高野和憲氏にご出演頂きます。 今回の公演は、宗教色が強めのものが主体ですので、「樋の酒」でリラックスして頂きたいと思います。 萬斎氏とは、普段の舞台だけでなく、東京芸術大学 […]
独立二十周年記念能詳細 その5
師匠・観世清和先生には仕舞「砧」を ご子息観世三郎太氏には仕舞「船弁慶」を お願い申し上げました。 独立二十周年記念能なのに、まるで追善能(追悼公演)のような番組ですね、、、 ある能楽師の方から、そのようにいわれました。 […]
独立二十周年記念能詳細 その4
「能」という芸術は、謡、舞、囃子、面・装束の総合芸術と書きました。 これらの中で圧倒的に重要性が高いのが「謡(うたい)」になります。 昭和までは謡を専門にする能楽師が多くいらっしゃり、私の曽祖父も祖父も能は舞わずに謡の専 […]