独立二十周年記念能詳細 その6

狂言「樋の酒」は、野村萬斎氏、ご子息の裕基氏と、高野和憲氏にご出演頂きます。

今回の公演は、宗教色が強めのものが主体ですので、「樋の酒」でリラックスして頂きたいと思います。

萬斎氏とは、普段の舞台だけでなく、東京芸術大学の講師としてもご一緒させて頂いております。

「樋」とは、雨水を受ける、屋根につける道具。昔は塩化ビニールなんてありませんから、竹製品でした。

今回の公演では「竹」が大活躍します。

能「花月」の弓も矢も竹。

狂言「樋の酒」の樋も竹。

能「道成寺」の鐘の骨組みは竹。運ぶ道具、吊る道具も竹になります。

日本全国、現地調達出来て、丈夫なのが竹の良さですね!