体験稽古

これも初企画として行ないました。

新作能「小栗上野介」の一部分を謡いましょう!という企画。

見えわたる 野辺も田畑も若緑 野辺も田畑も若緑 近く聳ゆる榛名山 遥々なりし己が巣に 帰る夕べの烏川 釣りの小舟は数々の 深き御法に雲晴るる 嵐の後の松風の 音にも聞きし名所かな 音にも聞きし名所かな

とても長閑な景色を謡います。

能の前半で、老人(実は小栗の幽霊)が、横須賀からの旅人を伴って、草津街道を北上する場面。

この部分の謡は、実は高崎に伝わる「並榎八景」という、高崎市並榎の景色を詠んだ8つの和歌から言葉を引用して繋ぎ合わせました。

たとえば、「烏川漁火」という榎並八景の1つの和歌

をのが巣に
かへる夕べの
からす川
釣の小舟は
数ぞそひ行く

これを謡に入れ込んでいます。